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<<   作成日時 : 2007/06/19 20:46   >>

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今日は昔話。

今を去ること10数年前、20歳のうら若きnodokaちんは中学校の美術教師でありました。
県の教育委員会に同級生が勤めていて、美術教員の産休&育休の代用教員に誘われたのです。
私が通っていた芸短大がどうしようもなく勉強の方のレベルが低かったので恐くなり、教職課程を履修していたので、免許はあった。
で、地元は芸大がなく、代用教員が見つからず、免許取得者の私に白羽の矢!
当時、私は広告代理店の下積みバイトをしていた。
パート・アルバイトの最低賃金が保証される寸前だったので、信じられない時給で働いてた。
なんと330円!
いつの時代だよ!!って感じでしょ?
田舎とはいえ、普通のバイトはそれでも500円はあったんだから。
まあ、時給の安さとその広告代理店の仕事の方向性が合わないことで、即刻美術の先生になることを承諾!

でも、私には問題が・・・・
nodokaちんは人前で話すことが大の苦手なのであった!!!
でも相手は中学生! あがっていることがばれたら、即なめられる!
まして私は149cm!背も低いんだから。

でも幸いな不思議と生徒たちの前では自然にふるまえました。
田舎の子なので、生徒たちからすると5.6歳年上のお姉ちゃん感覚だったみたい。

普通、美術教員は教育学部の中の美術過程の卒業者が多い。
私は一応、某芸短大出だったので、多少教え方も違ってて、生徒たちにも新鮮だったようでした。
私は自分が学生の頃、意味もなく写生をさせられたり、自画像描かされたりするのがどうも腑に落ちなかった。そんなことで感覚が養えるものか!そう思っていた。
ある程度、遊ばせ、興味を持たせることが必要だと思っていたのです。

12月からの勤務だったので、3月までの過程は決まっていた。
3年生半分と1年生全クラスの担当。
4月からは予算内で自分で組み立てて良かったので、遊べる美術を心掛けました。
担当は学年があがり、2年生全クラスと1年生半分。

例えば、1年生の授業。初めての美術。図画工作ではなくなり、美術。
だめにしてもいい新聞や雑誌を持ってこさせ、その素材の中の写真を組み合わせて、面白い画面を作れというものをやりました。
現実ではあり得ない画面やきれいな世界をつくってみてと・・・
ただ、首のすけかえや脅迫状っぽく文字では遊ばないことという注釈付き。
生徒は喜んで、切りまくった。嬉々として切った。
生徒たちはいろんなものを作ってくれました。
大きな花の中に少女が座っていたり、猫が大きな小判を抱えていたり、
クラッシュした車を大きな女性のヒールの足が止めていたり・・・
みんなでみんなの作品を見て回らせました。きゃっきゃ笑う生徒たち。
切りまくった残骸を片付けさせた後、
「今日の授業はただの遊びではありません。
 れっきとしたデザインで、コラージュというものです。
 周りを見ればコラージュはどこにでもあります。
 広告や今、先生が持っているバインダーだってそう。
 赤いブレザー着てるでしょ?バインダーが。
 みなさんも誰かに手紙を出したりするときコラージュで遊んでみて下さい。」
と締めくくりました。
初めての授業が良かったのか、その後も1年生は全く素直に私の授業を楽しんでくれました。

3年生も遊びたがったので、マスコットを作ることに。ちゃんとしたデザインだもん。
ただマスコットをデザインさせただけでは脳がないので、描いたマスコットをキーフォルダーにできるセットを用意。
ぺらぺらのプラスチックに油性マジックで書く。それを切り抜く。
キーフォルダーの穴の部分も忘れずに。
それをトースターに入れて熱すると、1/2に縮まり、堅くなる。
金具をつけてキーフォルダーの出来上がり。
生徒たちは夢中で作った。楽しそうだった・・・・。

今度はそれを聞き付けた1年生が
「先生、来年私たちも作れる?」と聞いてきた。
残念ながらいい返事はできなかった。来年のカリキュラムは私は作れない。
でもそれを生徒には言えない。
「考えとくね」としか言えなかった。

あの生徒たちももう立派な30代。
ちゃんと家庭を持ってるんだろうな・・・

明日は修学旅行引率のエピソード+教師の裏話を書こうかな。



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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
ステキな先生だなぁ。
私もnodokaさん教室で美術習いたかったな。
興味の持たせ方がうまいよね!すばらしいです☆
私もジャンルは違うけど先生やってたから、nodokaさんの教える姿勢、分かる気がするというか、共感もてました!
また先生したらいいのに〜!学校とかじゃなくって、自宅で美術系のカルチャースクールとかしたら流行りそうだな♪
ねこちゃ
2007/06/19 21:14
ほんと、こちゅねもnodoka先生に習いたかったなぁ。先生の経験はないけど、自分の人生変えた先生や、お姉さんの様に慕った先生や、「先生」とは…って事を教えてくれた先生や、体罰を与える先生や…記憶に残る先生って沢山出合って来たけど、出会う『先生』によって自分の人生決まる事もあるんだなぁ…って今でもよく思いますっ。nodokaさんみたいなステキな授業受けてたら、きっとこちゅねは又今とは違った世界の見方をしてるんやろうなぁ。。。
今日は生徒になった気分でブログを読んでいましたぁ♪
こちゅね
2007/06/19 21:33
>ねこちゃさん
そっか〜、ねこちゃっちもセンセだったんだよね〜。きっと素敵な先生だろうな。
もう一度?!とんでもない!年下の学生だったから良かったんです。大勢の前で話すのがほんとに苦手なんだよ。20歳の若造だったからできたこと。そう思うよ。
nodoka
2007/06/19 21:48
いいなぁ。。。。
よんこ?もnodoka先生にならってたら・・・
でも興味を持たせることってすごく大事ですよね〜?
よんこ?の中学の美術教師は本当に最悪だったもん(T_T)
よんこ?
2007/06/19 21:55
>こちゅねちゃん
私も1人すごい先生に出会えたことがあってすごく感謝してるよ。習字と尺八の大家でもあった小学校の先生。卒業式の日一人一人にはなむけの色紙。引っ込み思案だった私には「自信」と書いてあった。3年生の時に脊椎を治してもらって普通になってるのになかなか自信持てなかったんだよね〜。今はこんなにふてぶてしくなりました(;^_^A
nodoka
2007/06/19 21:56
>よんこ?ちゃん
なんでもそうだと思うよ。興味持たせることは大事!
美術って「内職」や息抜き、仕方なく出る授業って感じだもんね。
退屈だと思わせたくなかったのよね〜。
私の美術の先生も最悪だったよ。最初やることを説明して、準備室に引っ込み、自分の作品を描いてるの。もう最悪だ〜!
nodoka
2007/06/19 22:06
私は、母だといわれたよ…(苦笑)20代の若さで、沢山の子供がいたわけだね…(笑)
教えるのは大変だよね。でも、自分の勉強にもなるからすごく好きだったな。
だけどnodokaさんと同じく、私ももうしたくないかな。。。(苦笑)
ねこちゃ
2007/06/19 22:22
>ねこちゃさん
そうそう、ほんと勉強になった!教えられることの方が多かった。いい経験でした。でも教えるのにはパワーが必要!今は1人の大きな子供で手一杯です(・_・;)
nodoka
2007/06/19 22:28
↑ねこちゃっち、かわいい♪
その名前で呼んで欲しい☆(笑)
ねこちゃ
2007/06/20 10:42

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